LINEで、たくさんの相手に同じメッセージを一斉に送りたい——この記事は、そんな方に向けて書いています。
先に結論をお伝えします。LINEの一斉送信は、大きく2つです。①個人の普通のLINEで「転送」して送る(最大15人)②LINE公式アカウントの「メッセージ配信」で送る。身内への連絡なら①、お客さま相手のお知らせなら②が向いています。そして、お客さまへ送るなら、いちばん大事なのは——「全員に一斉」をやめて、「分けて送る」ことです。
筆者はこれまで、ガス料金の見直しをすすめる協会のLステップを3年間運用してきました(守秘のため団体名・関係者名は伏せます)。配信のテンプレを28のまとまり・1,000本超まで整備し、全員に一斉ではなく、タグで絞って「届けたい人にだけ」送る設計をしてきました。その経験から、やり方と、失敗しないコツをお伝えします。
① 個人の普通のLINEで一斉送信する(最大15人)
家族や友人など、身内に同じ連絡をしたいときの方法です。
- 送りたい文章を、Keepメモなどに用意します。
- そのメッセージを長押しして「転送」を選びます。
- 送信先を選びます(一度に最大15人まで)。
- 送信します。
相手には個別のメッセージとして届くので、ほかの誰に送ったかは相手に見えません(グループと違う点です)。ただし、16人以上に送るなら、何回かに分ける必要があります。また、スタンプやアルバムは転送できません(参考)。
身内への連絡には便利ですが、お客さま相手のお知らせには向きません(一人ひとり手で選ぶ手間がかかり、数も限られるため)。お客さま向けなら、次の公式アカウントを使います。
② LINE公式アカウントの「メッセージ配信」で送る

お店や会社が、お客さま(友だち)へお知らせを送るなら、こちらです。
- 配信するメッセージを作成します(1回の配信で最大3つの吹き出しまで)。
- 配信先(すべての友だち、または絞り込んだ相手)を選びます。
- 今すぐ送るか、日時を予約して送ります。
この公式アカウントの配信は、お客さまを絞り込んで送ることもできます(友だちになった時期・地域・年齢層などの条件で。LINEヤフー for Business 公式マニュアル)。この「絞り込み」が、後で大事になります。
知っておきたい「通数」の落とし穴
公式アカウントの配信で、いちばん注意したいのが通数です。通数は、こう数えます。
通数 = 配信した回数 × 送った友だちの数
たとえば、友だちが100人いて、1回配信すると、それだけで100通を使います。無料で始められるプランは、月に送れる通数に上限があり、すぐに足りなくなります(足りなければ、有料のプランで増やせます。最新の通数や料金は公式でご確認ください)。
ここで効いてくるのが、次の「分けて送る」考え方です。
「LINEで一斉送信したいけど、通数や送り方で迷っている」「配信の反応が薄い」という方へ。 今の配信の状況をうかがえば、通数のムダをなくし、反応を上げる送り方をお伝えします。
いちばん大事なのは「全員に一斉」をやめること

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。お客さまへの配信は、「全員に一斉」に送るほど、成果が下がりがちです。
理由は2つ。1つは、関係のないお知らせが届くと、お客さまはブロックしたり、読まなくなったりします。もう1つは、全員に送ると通数を一気に使ってしまうからです。
筆者の運用では、「全員に一斉」ではなく、タグで絞って「このお知らせが役に立つ人にだけ」送るようにしていました。届けたい人にだけ届くので、反応がよく、通数のムダも減ります。当時のことを、ご本人の言葉で紹介します。
名前の付け方や分け方のルールを先に固めておかないと、規模が大きくなった瞬間に「誰に送るべきか」が分からなくなり、まちがった相手に配信が飛ぶ事故も起こりえます。だから、増やす前にルールを固める。これが、規模が大きくなっても仕組みを壊さないための条件でした。
「全員に送る」前に、「これは、誰に届けるお知らせか」を一度考える。これだけで、配信はぐっと良くなります。分けて送る設計は、別の記事でくわしく書きました。あわせてどうぞ。
👉 Lステップのステップ配信設計——1,000本超を破綻させない「部品化」と「まとまり」の作り方
誤配信(まちがった相手に送る)を防ぐ
一斉送信でいちばん怖いのが、送ってはいけない人に送ってしまうことです。これを防ぐコツは2つです。
- 「送らない人」を、はじめから分けておく:配信を止めてほしい人などを、別に分けておきます。
- 送る前に、対象の人数を確認する:いつもと人数が大きく違うときは、条件のまちがいを疑います。
送る瞬間に気をつけるより、送る相手をふだんから分けておく方が、事故は起きにくくなります。
自社で一斉送信を設計するチェックリスト

- 相手で方法を選ぶ(身内=個人LINEの転送/お客さま=公式アカウント配信)
- 通数を意識する(通数=配信回数×友だちの数)
- 「全員に一斉」をやめて、絞って送る(役に立つ人にだけ)
- 「送らない人」を分けておく(誤配信を防ぐ)
- 送る前に人数を確認する(条件のまちがいに気づく)
まとめ:送り方より「誰に送るか」
- LINEの一斉送信は個人LINEの転送(最大15人)/公式アカウントのメッセージ配信の2つ
- お客さま向けは公式アカウント。通数=配信回数×友だちの数に注意
- いちばん大事なのは「全員に一斉」をやめて、分けて送ること
- 「送らない人」を分けておくと、誤配信を防げる
送り方そのものは、調べればすぐ分かります。難しいのは、「誰に・何を届けるか」を考えて、分けて送ること。ここを押さえれば、一斉送信は「うるさいお知らせ」ではなく「役に立つお知らせ」に変わります。
「うちの配信、もっと反応を上げたい」「通数のムダをなくしたい」という方へ。 今の配信をうかがえれば、絞り込みと分けて送る設計を具体的にお答えします。
この記事を書いた人 高山 暁|LINE公式アカウント×Lステップの構築・運用代行 配信テンプレを28のまとまり・1,000本超に整備し、タグで絞って「届けたい人にだけ」送る設計を3年運用。1アカウント・入口223本・友だち4,559人を「誰がどこから来たか分かる形」で管理してきました。複数の業種のLステップ実案件に従事。
公開日:2026-06-17

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