LINEで友だちに「タグ」を付けて、お客さまを仕分けたい。でも、付け方が分からない——この記事は、そんな運用担当の方に向けて書いています。
先に結論をお伝えします。タグの付け方は、大きく2つです。①手で付ける(チャット画面から手動で)②自動で付ける(お客さまの行動に合わせて自動で)。LINE公式アカウント単体は手動が中心で、作れるタグの数には限りがあります(くわしくは後述)。本格的に・自動で付けたいなら、Lステップなどの外部ツールを使います。そして——付け方を覚えた次に、たいていぶつかるのが「タグが増えて、わけが分からなくなる」こと。これを防ぐには、付ける前に「ルール」を決めておくのが近道です。
筆者はこれまで、ガス料金の見直しをすすめる協会のLステップを3年間運用してきました(守秘のため団体名・関係者名は伏せます)。タグを約660個まで増やしながら、命名のルールを先に固めて、配信事故なく回してきました。その経験から、付け方の基本と、その先のコツまでお伝えします。
そもそもタグとは
タグは、友だちを「仕分けるためのラベル」です。「どこから来た人か」「何に関心があるか」「もう申し込んだか」などを、ラベルとして付けておきます。タグで仕分けておくと、「この人たちにだけ送る」という絞り込み配信ができるようになります。
① 手で付ける(手動)
LINE公式アカウント単体でも、タグを手で付けられます。チャット画面で、友だちのプロフィールからタグを選んで付ける、という形です。
ここで知っておきたい大事な点があります。2026年の仕様変更で、無料の範囲では「作れるタグは5個まで・1人につき1個まで」と、かなり少なくなりました。たくさんのタグで細かく仕分けたい場合は、有料のオプションを使うか、次の「自動で付ける」方法(外部ツール)が必要になります(LINEヤフー for Business 公式マニュアル)。
手動は、少人数のうちは問題ありませんが、友だちが増えると、一人ひとり手で付けるのは現実的ではなくなります。そこで「自動」です。
② 自動で付ける(行動に合わせて)

Lステップなどの外部ツールを使うと、お客さまの行動に合わせて、タグを自動で付けられます。たとえば、こんなときに自動で付きます。
- 特定のリンクをタップしたとき
- 回答フォームに答えたとき
- リッチメニューのボタンを押したとき
- 予約や購入をしたとき
これができると、「興味のある人」「申し込んだ人」などが、こちらが何もしなくても自動で仕分けられていきます。付け忘れもなくなります。 友だちが増えても回るのは、この自動付与のおかげです。
なお1つ注意点として、リッチメニューにリンクを直接貼ると、タップを計測できずタグも付けられないことがあります。クリックを計測できる形でリンクを設定するのがコツです。
手動と自動、どう違う?

ざっくり、こう整理できます。
- LINE公式アカウント単体(手動):手で付ける。作れる数は少なめ(5個まで・1人1個まで)。少人数向き。
- Lステップなど(自動):行動に合わせて自動で付く。数の制限がゆるく、複数のタグも付けられる。本格運用向き。
「まずは手動で試して、友だちが増えて手が回らなくなったら自動へ」——この順番で十分です。
「タグをどう付けて、どう仕分ければいい?」を相談したい方へ。 今のアカウントの状況をうかがえば、手動・自動の使い分けから、仕分けの設計までお伝えします。
付け方を覚えた次の壁——「増えると、わけが分からなくなる」
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。タグは、付け方さえ分かれば誰でも付けられます。でも、付け始めると、すぐに「増えすぎて、何が何だか分からない」という壁にぶつかります。
- 似た意味のタグが、人によってちがう名前で増える
- どこにも属さない、迷子のタグが増える
- もう使っていないタグが残り、消すに消せない
筆者も、タグを約660個まで運用しました。それでも破綻しなかったのは、増やす前に「名前の付け方」と「分け方」のルールを先に決めていたからです。タグは「増えてから片付ける」のでは間に合いません。増える前に、ルールを決めておく。 この命名と分け方のルールは、別の記事でくわしく書きました。あわせてどうぞ。
👉 Lステップのタグ設計——660個になっても破綻しない「名前の付け方」と「分け方」のルール
自社でタグ付けを始めるチェックリスト

- タグは「仕分けるラベル」だと理解する(仲間分けに使う)
- 少人数なら手動、増えたら自動付与へ(手で付け続けない)
- 自動付与は行動に合わせて設定する(リンク・フォーム・メニュー)
- リンクはクリックを計測できる形にする(直貼りに注意)
- 増える前に、名前の付け方のルールを決める(破綻を防ぐ)
まとめ:付け方は2つ、その先は「ルール」
- タグの付け方は①手で付ける ②自動で付けるの2つ
- 公式単体は手動中心(作れる数は少なめ・1人1個まで)。本格運用は自動付与(外部ツール)
- 自動付与は行動(リンク・フォーム・メニュー)に合わせて設定する
- いちばん大事なのは、増える前に「名前の付け方」のルールを決めること
タグの付け方そのものは、すぐ覚えられます。難しいのは、増えても破綻しないように、先にルールを決めておくこと。ここを押さえれば、タグは「ただのラベル」から「成果を生む仕分けのしくみ」に変わります。
「うちのタグ、どう付けて・どう整理すればいい?」を相談したい方へ。 今の状況をうかがえば、付け方から仕分けの設計までお答えします。
この記事を書いた人 高山 暁|LINE公式アカウント×Lステップの構築・運用代行 タグを約660個・10カテゴリまで増やしながら、命名ルールを先に固めて配信事故なく運用してきました。1アカウント・入口223本・友だち4,559人を「誰がどこから来たか分かる形」で管理する運用を3年継続中。
公開日:2026-06-18

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