LINEでアンケートや診断を作りたい。でも、方法がいくつかあって、どれを選べばいいか分からない——この記事は、そんな運用担当の方に向けて書いています。
先に結論をお伝えします。LINEでアンケート・診断を作る方法は、大きく3つあります。①LINE公式アカウントの「リサーチ」機能 ②Lステップなどの「回答フォーム」 ③グループトークの投票。選び方はシンプルで、「集めた答えで、お客さまを後から仕分けたいかどうか」で決まります。仕分けたいなら、手軽な公式機能ではなく「回答フォーム」が向いています。
筆者はこれまで、ガス料金の見直しをすすめる協会のLステップを3年間運用してきました(守秘のため団体名・関係者名は伏せます)。その中で、簡単な診断ツールを複数と、回答フォームを約135本(代理店ごとに作り分け)構築してきました。その経験から、「作り方」だけでなく「作った後にどう活かすか」まで含めた選び方をお伝えします。
まず、3つの作り方を比べる

それぞれ、できること・できないことがはっきり違います。
① LINE公式アカウントの「リサーチ」機能(無料・かんたん)
LINE公式アカウントに標準でついている機能で、追加の費用なく使えます。管理画面から数分で作れます。ただし、知っておきたい制約があります(LINEヤフー for Business 公式マニュアル)。
- 答えた人が「誰か」分からない(匿名集計):「この人がこう答えた」という個人へのひも付けができません。だから、答えをもとに後でその人だけに別の案内を送る、といった使い方ができません。
- 自由記述(文章で書いてもらう質問)は、認証済みアカウントだけ:未認証だと、選択式の質問しか作れません。
- 答えが少ないと、結果を見られないことがある:一定の件数に届くまで集計結果を確認できない仕様です。友だちが少ないうちは注意が必要です。
→ 「声をざっくり集めたい」単発の用途に向いています。
② Lステップなどの「回答フォーム」(仕分け前提なら、こちら)
Lステップなどの外部ツールで作る、別画面で開くフォームです。いちばんの違いは、答えが「その友だち個人」にひも付くことです。
- 答えの内容で、自動でタグを付けて仕分けられる。
- 答えによって、次に送る案内を分けられる(出し分け)。
- 文章での回答や、住所・連絡先の取得もできる。
→ 「集めた後に、お客さまを仕分けたい・出し分けたい」用途に向いています。
③ グループトークの「投票」(手軽な多数決)
グループ内で、日程や好みをさっと決めたいときの手軽な方法です。集客や仕分けには向きませんが、身内での合意形成には便利です。
どう選ぶか——「集めた後に仕分けたいか」で決める

迷ったら、この一点で決めてください。
- 声をざっくり集めたいだけ → 公式の「リサーチ」機能で十分です。手軽に作れます。
- 集めた答えで、お客さまを仕分けたい・別々に追いかけたい → 「回答フォーム」を選びます。
ここを取り違えると、「答えは集まったのに、誰が答えたか分からず、その後の案内に活かせない」という、いちばんもったいない状態になります。作る前に「集めた後に何をしたいか」を決めるのが、回り道をしない秘訣です。
「うちはどの方法がいい?」「診断を集客に活かしたい」という方へ。 目的をうかがえば、どの方法で作り、集めた答えをどう活かすかを具体的にお伝えします。
「作って終わり」にしない——診断は”仕分け”の道具
ここがいちばんお伝えしたいことです。多くの解説は「作り方」で終わりますが、アンケートや診断は、作ることより「集めた答えをどう使うか」が本番です。
筆者は、診断を「お客さまを仕分ける道具」として使ってきました。とくに、今は対象にならない人を早めに見極めて外すことに役立ちます。別の案件での気づきを、ご本人の言葉で紹介します。
対象にならない方を、診断の段階で先に外す分岐を入れました。全員に売ろうとせず、成立する見込みのある方だけを次に進める。その方が、追いかける手間も、お客さまの体験も、どちらもよくなりました。
「答えを集める」ことがゴールではありません。答えで仕分けて、見込みの高い人に手間を集める。これができると、診断は「ただのアンケート」から「成果につながる道具」に変わります。
診断や回答フォームで集めた答えを”仕分け”に使う設計は、別の記事でくわしく書きました。あわせてどうぞ。
👉 Lステップの診断・回答フォームは「仕分け」の道具——対象外を早く外し、人手を本命客に集める
回答してもらいやすくするコツ
どの方法で作るにしても、答えてもらえなければ意味がありません。回答率を上げる基本は、次の3つです。
- 質問は少なく(3〜5問が目安):多いほど、途中で離れてしまいます。
- 所要時間を伝える:「30秒で終わります」と書くだけで、答えてもらいやすくなります。
- 答える理由をつくる:答えると役に立つ情報がもらえる、など、相手にとっての利点を示します。
つまずきやすいポイント(先に知っておく)
- 自由記述ができない:公式の「リサーチ」は、未認証だと選択式のみ。文章で答えてほしいなら回答フォームを使います。
- 誰が答えたか分からない:公式の「リサーチ」は匿名。個別に追いかけたいなら回答フォームを使います。
- 件数が少ないと結果が見られない:公式の「リサーチ」は一定件数まで結果を確認できないことがあります。
まとめ:作り方より「集めた後」で選ぶ

- LINEでアンケート・診断を作る方法は3つ=公式リサーチ/回答フォーム/グループ投票
- 選び方は「集めた後に仕分けたいか」の一点で決まる
- 仕分けたいなら、個人にひも付く回答フォーム。声を集めるだけなら手軽な公式リサーチ
- いちばん大事なのは「作って終わり」にせず、答えで仕分けること
- 回答率は質問を少なく・時間を伝える・答える理由をつくるで上がる
アンケートの作り方そのものは、調べればすぐ分かります。難しいのは、目的に合った方法を選び、集めた答えを次の行動に活かすことです。ここを押さえれば、アンケートや診断は、集客の強い味方になります。
「診断を作って、集客や仕分けに活かしたい」という方へ。 目的と今の状況をうかがえれば、最適な作り方と、答えの活かし方を具体的にお答えします。
この記事を書いた人 高山 暁|LINE公式アカウント×Lステップの構築・運用代行 診断ツール複数・回答フォーム約135本を代理店別に作り分け、集めた答えを「見込み客の仕分け」に使う運用をしてきました。1アカウント・入口223本・友だち4,559人を「誰がどこから来たか分かる形」で管理する運用を3年継続中。
公開日:2026-06-17

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